キャリア端末 vs. SIMフリー端末、どっちを選ぶ?

問合せ2014年に入って急速に拡大していった「SIMフリー端末」。「キャリア端末(ここでは、docomo、au、ソフトバンクの大手3社を指す)と比べても得になる」とは言えど、まだまだ導入へのハードルが高いと感じるところがある。

そこで、実際にSIMフリー端末を導入している私にゃんこが、その経験などを踏まえて、SIMフリー端末を導入したい方向けにあれこれつづってみることに。どうしても項目が増えること、そして上級者ってほどでも無いことを予めご了承を。

 

メリットとデメリットは考えておこう

そもそも「SIMカード」には利用者識別情報が含まれていて、日本ではそのキャリアでしか利用ができないようにするため、端末にロックをかけている。「SIMフリー端末」は、そのロックがかかっていない端末を意味する。

端末自体は合法で、日本では、MVNO(仮想移動体サービス事業者)が借り受けた無線通信回線を利用することで、SIMフリー端末を利用することができる。ここで、SIMフリー端末の何がメリットで、何がデメリットであるかを見ていこう。

SIMフリー端末のメリット

● いわゆる「端末の2年縛り」が無い
● いわゆる「料金の2年縛り」も無い
● プリインストールアプリに無駄が少ない
● 多くの場合で、端末自体が安い
● 殆どの場合で、通信費や維持費などを節約できる など

これら5つの項目は「文字通り」そうなのだ。それだけでも食いつく方は多いだろうし、そこから裏を返して見れば、キャリア端末に無駄を感じる要素が多いことも分かる。合法性もある方法となれば、安心感も出て来るだろう。

私が見る限り、1度「SIMフリー端末」を持った方は、キャリア端末に戻ろうと言う気が起きにくい傾向。キャリア端末との複数台持ちをしていても、タイミングさえ合えば、それさえも止めようとする方もある様子。

しかし、SIMフリー端末が完璧か?と言うと、そこまでに至らない要素もある。キャリア端末にしかできないことも中にはあるのだ。

SIMフリー端末のデメリット

● キャリア端末のSIMカードしか認証しないサイトやアプリがある
● おサイフケータイ(FeliCa)が使えない
● @docomo(/ezweb/softbank).ne.jpのアドレスが使えない
● 無料通話プランに乏しすぎる
● データ通信SIMカードでは緊急通報ができない など

最初の「認証」については例を挙げると、その代表として「アメーバ」がある。友達を招待する時や、コインの交換などにはキャリア端末が必要になってくる。SIMフリー端末は選択肢が無いため、早い段階で門前払いを食らう。

同様に、ヤマダ電機の「ケイタイdeポイント」もキャリア端末のSMSで認証するため、SIMフリー端末に機種変更する場合は、カードにポイントを移行する必要がある。ポイント失効とならないのはありがたいが、これも難儀な話である。

確かにSIMフリー端末ではdocomoやauの回線を借りる格好にはなるが、それぞれの番号を持つ訳ではない。よって、キャリア端末でしか認証しないものに対しては圧倒的に不利を被るケースが出て来る。

しかし、その他の4項目は、考え方によってはデメリットにならないだろう。おサイフケータイ1台にまとめて、それを無くしたことを思えば、カードでバラバラに持つ方が安全かもしれないし、yahooメールやGメールのおかげで長文メールも無料で送受信できる時代だ。

無料通話プランを持つSIMカードは少ないが、通話料を安くするアプリの組み合わせでカヴァーできる所もあるし、音声通話SIMカードを持てば090や080などの番号を割り当てられるので、緊急通報は可能である。

それぞれのメリットとデメリットが分かれば、選び方も自ずと見えてくるだろう。

これを見れば、モバイル端末の持ち方が変わる(?)

上記のメリット・デメリットを見て分かることは、「キャリア端末のみ持つべき方」と言うのは、SMS認証が必要なサーヴィスを受けていて、あれこれ持ち物を増やしたくない方なのかもしれない。高い金額も目をつぶることができるならそれで良い。

それがもし、1つでも崩れるようであれば、SIMフリー端末を導入した方が良いだろう。SIMフリー端末だけでは不安だと仰る場合は、キャリアのフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)との2台持ちがオススメである。

勿論、SIMフリー端末を導入するには初期費用も発生するし、キャリア端末を解約するとなれば、その手数料などが発生するケースも多い。しかし、長い目で見れば、それらの元を回収できて得になっていくケースが殆どだ。

余談だが、現在使っているキャリア端末とSIMフリー端末を併用するなら、利用回線を違えると良いだろう。例えば現在auと契約しているのであれば、SIMフリー端末にはdocomo回線を利用したSIMカードを使うと良い。

これは一方の回線が災害や機器トラブルなどでダウンした際でも、もう一方が生きるという体制を作るため。「そこはこだわらない」と仰る場合は、無理にそうする必要も無いが。

それぞれの特性を知ってから導入を

これからSIMフリー端末を導入したい方にとって、「今すぐにでも切り替えたい」と思う要素が多いのは事実。しかし、余り情報が無い状態で手続きをしてしまうのは非常に危険なこと。まずは導入するメリットとデメリットをしっかり考えておくべきである。

そして、その人によって、事前に準備するものや、適切な持ち方があるので、その点もしっかり見ておくと良いだろう。今後、それらについても取り上げようと思っているので、ご参照いただけるとありがたい。

(この記事は2014年11月11日時点のものです)

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