2020年 東京・府中市長選…思考停止状態にならぬよう思うことをつらつらと

2020年 東京・府中市長選…思考停止状態にならぬよう思うことをつらつらと

物事について考えを固めてしまわず、見えているものを疑うよう心を開いておけば、世界を眺める目も丁寧になる。

ポール・オースター編 柴田元幸他訳『ナショナル・ストーリー・プロジェクト Ⅰ』より

2020年1月26日(日)の朝日新聞朝刊「折々のことば」に掲載されていたのが、先ほどの言葉。凄く響くところがあった。いわゆる「思考停止状態」から脱するために重要な考え方だと思ったよ。

そんな日に東京都府中市長選挙の投開票が行われた。この際の判断基準にしたことの1つは前回のブログで綴った通り。候補者が手掛けたいことや手掛けた結果(未来)を考えながら選ぶことにした。

オイラが観たい候補者の『長っと散歩』が観られることになったな。

ただ、正直言うと、今回立候補した2名には「思考停止状態」があったのでは?と思うことがあった。各候補者のビラだ、パンフレットだ、ポスターだ、支持者のSNS投稿なども見て、つくづく感じたよ。

おいおい、郊外放ったらかしかよ!

争点や大きな公約とされた新市役所建設だ、府中駅前再開発だ、そこにあった自転車置き場だ…全部、市中心地だよなぁ。市庁舎はアレだろうけど、それ以外は郊外住みにとって大きな問題では無いんだよね。

それよりか、高齢者福祉だ(高齢化率が結構高めの所もある)、少子化対策だ(1学年に2クラスだけの公立学校もある)、インフラ整備だ(歩道がしっかり確保されていない所もある)、注目すべきことは多くある。

こうした点に注目することで、市全体・市全域の問題と気づきそうなものだろうになぁ。そこが全然だったのよね。そこに注目した有権者のSNS投稿が乏しかったことも残念だった。

この1週間、オイラが暮らすエリアに両者の選挙カーは通らなかった。もしかしたらオイラが外出していた間に通ったかも知れないが、そう多くは出歩いていないので、本当に通らなかった可能性が高い。

中心地ではない郊外だから…かしら?

そう多く出歩いていない中で期日前投票に出向いたが、余りに中心地に偏った印象の公約に、現状では両者に過度の期待は出来ない(してはならない)と思いながら票を投じた。

モノに力が入りすぎて、人に寄り添う姿勢はどこに?とさえ感じながら。

ただ、しっかりと候補者の名前を書いて投票することで、こうした意見を述べる権利を得たようにも思える。投票に行かず、行っても白票や無効票にとどめるのはアカンことよ。

さて、今回の選挙において、支持者(支援する議員を含む)のSNSの投稿は、現職候補側はFacebookやInstagram、新人候補側はTwitterに多い印象を受けた。

特定のSNSだけを見ていると「何だ、全然投稿が無いじゃないか」と思った方もあっただろう。投稿する側の得手不得手はあるだろうからね。それこそ、ある一点で止まってしまうと「思考停止状態」になりかねない。

SNSを全て網羅することは至難の業。中立的立場で1番のウォッチャーだったに違いない府中市選挙管理委員会と府中警察署のご担当者様に「本当にお疲れ様でした」と言いたい。

今回の選挙による新たな市長任期は、2020年2月10日(月)からの4年間となる。市長にはこの4年間にどれだけ人(市民)に目を向けられるか、また、視点にどれだけの幅が出てくるかを注目したい。