驚かない方がおかしい!? 「ノーザンルビー」が食卓に並んだ日

驚かない方がおかしい!? 「ノーザンルビー」が食卓に並んだ日

「ジャガ芋が美味しい季節になりました」

先日、近くの八百屋さんでジャガ芋を買った。ジャガ芋は嫌いじゃないが、中々に使い勝手が悪いという理由で買う頻度が低い。まぁでも今回は買ってみる他無いなぁ…っていう気分になったものでね。

取り敢えず茹でてみる。最初の写真の時点でお気づきの方もあると思うが、ジャガ芋にしては赤っぽいのだ。ジャガ芋が赤…どういうことだ!?

こういうことだ。

茹で上がったジャガ芋の皮をむいてみる。うん、赤い。ピンク色とも紫色とも言えるか。念を押して申し上げると、これは「ジャガ芋」である。

縦半分に切ってみる。赤いなぁ、ホント。「メイクイーン」に似た感じで、粘り気があるからか煮崩れしにくい品種だ。しかし、これってどういうこと!?

実は…だね。

このジャガ芋は「ノーザンルビー」という品種。旧農林水産省北海道農業試験場において受粉育成された品種で、2006年にばれいしょ農林56号「ノーザンルビー」と命名登録されているのだとか。

色が赤いのはアントシアニンによるもので、茹でても色落ちしない。事実、茹で汁が真っ赤にならなかったからね。詳しいことは、こちらのページをご参照くださいな。

で、ノーザンルビーを買うにあたって、八百屋でふかしたものを試食したのだが、何の味付けもしていないのに甘みが際立っていた。食感もメイクイーンに近かったなぁ。

これは面白いな…と思いながら袋を手に取ると、八百屋のご主人からひと言。

「これでポテトサラダを作るとね、ピンク色なの」

乗った!!

まぁ、そういう訳なのですよ。「今日はポテトサラダよ」と言われて見てみたら「らしくない色」ってのも面白いじゃん。だから、実践したのですよ。

オイラは芋の形があるタイプのポテトサラダが好きなので、食べやすい大きさで乱切りに。キュウリ、人参、コーン、ツナと合わせ、マヨネーズで和えるべし。塩コショウで味を整えて完成。

見た目がおかしいことになっておるがな。

しかし、これが美味しかったなぁ。芋本来の味が生きているし、他の素材の味も損なわれていない。何時ぞやの「味の無いポテトサラダ」みたいな悲劇はまず起きないと思われる。

相方さんは「よく潰したタイプ」が好きとは言っていたが、全体的に面白がっていた模様。味も気に入ったらしく、後日「続編」を作ることとなった。

ただ、店頭からノーザンルビーが消えてしまったので、続編が当面の最後ということになるだろう。今回よく手に入ったなぁ…と思いつつも、あの八百屋さんには来年以降も入荷をお願いしたいところだな。