「おふくろの味」ってものを15年目にして会得した訳だが

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2002年12月、オイラの母親がこの世を去った。

早いもので15年が過ぎてしまった。流石に15年も経てば、家のことも大体やれるようにはなったけどね。当時はまだ学生だったもんで、どう順応していけば良いか分からなかったけど。

家のことも大体やれるようにはなった

…と言っても、それはあくまでオイラ流な訳で、母親がしてきたことの丸写しって訳ではない。丸写しが出来ていたら、これまで作ってきてくれた料理も完璧に再現出来るだろうしなぁ。

そんなことを思いながらの15年…ようやっと再現メニューが出来た。

「豚の生姜焼き」だ…って、これのどこか生姜焼きだ?と思う方が殆どだろう。でも、これが母親が作っていたものの再現なのだ。

一般的な「豚の生姜焼き」はこんな感じだろう。薄めでも割と大きめな豚肉を醤油ベースの生姜だれに漬け込み、フライパンで一気に焼いていくもの。これを初めて見たオイラは「これが生姜焼き?」と思ったものだ。

母親が作っていたものは、こんな特徴がある。

◉ 豚肉は小間切れで十分
◉ 豚肉には片栗粉をまぶす
◉ 漬けだれは醤油と料理酒を1:1で入れたものに卵を加えたもの
◉ 生姜はチューブのもので十分

…見事なまでの節約メニューとして君臨しそうだ。「ピカタ」に近いかも知れぬ。これだと大量に作ることも簡単なので、食卓に並ぶ機会も結構多かったよなぁ。

「手抜き」という言葉は許さない。

レシピを聞くことも、一緒に作ることも無かったから、いざ作ろうと思っても試行錯誤の繰り返しだったなぁ。そんなこともあって暫く遠ざかっていたけど、ようやっとたどり着いたって訳だ。

これだ、これだよ…とちょいと泣きそうになりつつ。以後、これが食卓に並ぶ機会は増えるだろうなぁ。相方さんはこれを見せて「生姜焼き」と言うと怪訝そうな顔をするが、料理自体は気に入っている模様だ。

しかし、他に再現できるメニューって無いよなぁ。

1番難しいのが「ミートソース」だな。どう足掻いても出来ない。それ故、現在の食卓には並ばない。オイラの独創性あふれるものなら出せると思うけど、全くの別物であることは言うまでもない。

ただ、もうこれだけの年数が過ぎれば、オイラ独自のものの方が幅を利かせるのかも知れない。寂しいことではあるけどね。それが「今を生きる」ってことなのかも知れないし。

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