にゃんこの大相撲初場所 2017 〜前編〜

にゃんこの大相撲初場所 2017 〜前編〜

「荒れる」と言われるのは大抵が春場所なんだが。

14日目に稀勢の里が優勝し、大いに湧いた今回の初場所。「横綱最有力候補」と言われながら、気がつけば「大関で優勝していないのって稀勢の里だけだよね」と皮肉られるようになった彼がようやっと結果を出した。

ホント、かつてはそうだったんだよなぁ。プレッシャーに弱すぎると言うか。今回は自身が直接取り組まずして追いかけていた力士が優勝戦線から脱落したことで決まったのだが…長い道のりだったねぇ。

これからは更に「結果」が求められるだけに、いっそうの奮起を期待したい。

ちなみに2016年の名古屋場所中継の際、その時の実況・解説陣が「稀勢の里を横綱にする会」を勝手に発足した。一時その存在がうやむやになったものの、本人も知っていたこともあり、活動継続となった。

まぁ、この御三方も喜んだと言うか、安心したに違いない。残念ながら心臓の手術のため本場所の解説を休んだ北の富士勝昭さんだったが、今後も会の活動は盛り上がっていくのだろう。

さて、2017年の初場所が荒れた大きな要因のひとつに「ダークホース」の存在があったことが挙げられるだろう。上位陣が「え、この力士に?」と思ってしまうような対戦相手に負けるケースが相次いだ。

自己最高位(前頭2枚目)で横綱・大関戦が組まれる番付に上がった荒鷲。初日から連敗していたのを払拭したのが、まさかの横綱戦だった。鶴竜を撃破した後、白鵬にも兎に角速い相撲で圧勝した。

残念ながら負け越し、いわゆる「家賃が高い(地位が高くなって苦戦する)」状況となってしまったが、大人しい青年があれだけのスピード相撲を取れるようになっていたとは…と驚かされる場所ともなった。

冒頭で取り上げた稀勢の里初優勝は、この1戦無くして起きなかったと言えよう。稀勢の里同様、上位陣の相次ぐ休場により優勝戦線にも加わっていた下位力士との取組が白鵬にも組まれたのだが…。

地力はあるものの本場所は前頭10枚目に留まっていた貴ノ岩が、これまた会心の相撲で白鵬を圧倒。荒鷲の時もそうだったが、白鵬に「油断」があったのかも知れないね。貴ノ岩の初金星を称えるべき1番となった。

荒鷲もそう、貴ノ岩もそう、本場所は上位に居る訳でも無く、大きく注目されても居なかった力士が「大化け」した印象がある。また、2人ともベテランとまでは行かないが、逆に凄く若いっていう訳でも無い。

このような力士が地力を付けてくるというのは、大きな収穫とも言えよう。何かふと、今の日本の政治にも通じるんじゃないかな?とも思えたり。年長者や若手よりも中堅勢が力を発揮する時期が来ているのかも。

うん、話がそれたな。

さて、荒れた2017年の初場所。まだまだ注目すべき点があったように思うので、次回のブログでも振り返ってみよう。本当に凄いことが起きていたな。

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