♪ EL&P (Emerson Lake & Powell) – The Score

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本当に、このバンドが終わってしまった。

プロレスのイラストを出したのには理由がある。テレビ朝日系列で放送されている『ワールドプロレスリング』。新日本プロレスの模様だが、長年この番組のテーマソングに使われているのが今回ご紹介の曲だ。

EL&P…誤解の無いように綴っておくと、”&”が入る場合には「エマーソン・レイク・アンド・パウエル」であり、”&”が入らない「エマーソン・レイク・アンド・パーマー」とは異なる訳だ。

元々は”&”の無いELP。一旦解散した後、再結成をと言ったタイミングでカール・パーマーが不参加を表明したことから、新たにコージー・パウエルを加入したことで”EL&P”となった。

結構ゴタゴタがあったとも言われておる。

結局、EL&Pもそう長くは続かず、オリジナルアルバムも1枚しか出なかったが、日本では今回の”The Score”のお陰で、広くそして長く知られることとなった。

1998年にパウエルが無謀とも言える運転の末、自動車事故で他界。2016年春にはキース・エマーソンが自ら頭部を銃で撃った。そして同年冬、残されたグレッグ・レイクが肺がんのため他界した。

もうEL&Pがこの世で揃うことは無い。唯一残されたパーマーは何を想うだろうか。

エマーソンが他界した際、レイクはいち早くコメントを発表した。それだけを根拠にするには不十分だと言われそうだが、まさかがんで闘病していたとは思わなかった。それだけに落胆も大きかったな。

元々オイラはベースという楽器が好きで、レイクも好きなベーシストの1人だった。ただ、彼の場合、ベースに加え、ヴォーカルとギターも良いものがあったと思う。

曲を聴きながら一緒に歌う際には、彼の甘くどこかとつとつと入りながらも、最終的には一気にパワーで持っていくヴォーカルスタイルを真似ていたなぁ。ELPの”Tarkus”や、キングクリムゾンの”Epitaph”が好例。

凄く上手いシンガーでは無いかも知れないが、聴かせ方が上手いと思っていた。今回の曲では最初からパワーで押し切るところがあるものの、あの歌い方は他のアーティストの曲でもつい真似してやりたくなる。

ELPおよびEL&Pは本来ギターレスなのだが、曲によっては彼がギターを持つことがあった。元々クラシックギターを学んでいたこともあって、演奏技術も去ることながら聴かせ方が上手かった。

様々な面で残念な喪失とも言えよう。

皮肉なことに、(あればって話だが)天上でEL&Pが再結成される状況が出来上がってしまった。今、3人はどんなやり取りをしているのだろうか。話であったり音であったり。

でも、再結成はまだまだ先であって欲しかった。