♪ Queen – Mustapha

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歳月なるものは薄情なもんだ。

この年に青春時代を迎えたかった1991年11月24日、クイーンのヴォーカル、フレディ・マーキュリーがエイズによる肺炎のため、45歳の若さでこの世を去った。あれからちょうど25年か。

オイラは当時中学1年生。クイーンの楽曲は幾らか知っていた。エイズであることを公表した時点でぼう然としたのだが、そこから本当に間もなくの訃報に言葉が出なかったことを覚えている。

身内の不幸を経験したことがあったにも関わらず、それ以上の衝撃と悲しみを覚えたものだった。そこからだった、本格的にクイーンの楽曲を聴くようになったのは。後悔の念と共に。

恐らく本日(2016年11月24日)がこういった日なので、フレディを偲ぶ記事が様々な方面から挙がってくると思う。同時に様々な動画も添付されるだろう。

今回はオイラもその1人になろう。ただ、「誰もが知っている曲」は絶対に誰かが紹介していると思うので、今回は「知らない方が多いとは思うが、ファンなら大いに湧く曲」でフレディを偲ぼう。

しかし、この曲ね…インパクトが強すぎだな。

“Mustapha(ムスタファ)”とある時点で英語では無いだろうと想像が付くかと思うが、実際の歌詞も部分的に英語はあれど、ほぼアラビア語じゃないかな。歌詞カードには”Not in English”とあるのみ。

元々フレディは、当時イギリス領で東アフリカのタンザニアにあるザンジバル島に生まれた。17歳だった1964年にザンジバル革命が起こり、インドに居た一家はザンジバルに逃れた。

尚、ザンジバルの公用語はスワヒリ語とアラビア語である。

それもあってのことだろう、今回の曲で聴かれる言葉に何の不自然さも無い。そこにフレディならではの遊び心も加わって「意味は分からないけど、何か歌いたい」という衝動を起こす曲となっている。

楽曲内にスワヒリ語は無く、ペルシア語が入っているという記述もあるが、何であれ、異色のものであることには間違いない。これが1978年発売の7thアルバム”JAZZ”の1曲目と言うのだから。

音量注意の上でお聴きあれ。

このアルバムを聴いたのは中学2年生の夏だったかな。そりゃあもう熱狂しない訳が無い。”Bicycle Race”や”Fat Bottomed Girls”といった馴染みの曲も収録されているが、この一撃でやられたなぁ。

”JAZZ”自体、名盤だけどね。奇しくも、日本での発売開始は1978年11月25日だったりする。

それ以前からもそうだったが、その後も貪欲なまでに音楽を進化させていったクイーン。1991年11月24日、このメンバー4人での進化を止めることとなった。

残されたメンバーはゲストヴォーカリストを呼ぶこともしているが、誰もフレディの代わりを務め上げたり、彼を超えたりすることは出来ない。この先も間違い無く。そもそも、そんなものは「クイーン」では無い。

25年で音楽事情も様変わりしたが、フレディのあの堂々とした風格、そして遊び心満載のパフォーマンスは今なお色褪せることは無い。

どうか安らかに。

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