紫や紺では無い「ナス」に当っても、恐れることは無いぞ
- 2016.10.17
- よく食べ、よく飲もう


…に合わせて綴ろうと思ったら、ここまで延びてしまった。実際には、この夏の話なんだがね。近所のスーパーに地場野菜コーナーがあり、見切品で見つけたのがこちらのもの。
ナスだとは分かる。でも色が白い。
「ナス」と言えば「紫」「紺」と考える方が殆どだろう。しかし、Wikipediaの「ナス」の項によると、ヨーロッパやアメリカでは、今回のような白いナスも栽培されているのだとか。
「紫」や「紺」と思っているあの色は、アントシアニンの一種によるもの。ブルーベリーにも含まれると言われるアレ。アントシアニンのうち、ナスに含まれるのは「ナスニン」と呼ばれる。
これが「白」となると、ナスニンによる効果は深く考えない方が良いのかな。
今回の品は勿論、食用。写真にある袋の裏面には「焼きナス、天ぷらなどに」といった案内シールがあった。じっくり火を通す方が美味しいってことなのだろう。

そんな訳で炒め煮にしてみた。この時は、ピーマンと豚の細切れと共に。ご覧いただくと分かると思うが、加熱すると白かった皮は茶色っぽく変わる。調味料の色が染み込まずして、そうなってしまう。
で、この白いナス…意外と硬いのよね。
包丁で切ろうとすると、皮がしっかりとしており、皮が切れても実の部分の硬さもしっかり感じるだろう。ヘタを落とす時は少し力を入れる場合もあるかも知れない。
それもあって、しっかりと火を通す「焼きナス」や「天ぷら」が推奨されたのだろう。「炒め煮」も悪くないチョイスだったな。元々の硬さがある分、食べ応え十分だ。
物珍しさで買ってみたが、結果的には良かったかもね。
この白いナスを店頭で見かけたのは、この1回のみ。栽培する数自体も少ないだろうね。ただ、珍しい一方で美味しくいただけたというのもあるので、来季に向けての期待もかけたいところ。
値上がりはあれど、この時期のナスも良いものだ。
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