TVが報じる容疑者たちの供述に妙な世界観があるような

TVが報じる容疑者たちの供述に妙な世界観があるような

これ…最近のトレンド?

TVのニュースで事件の報道がなされる際、逮捕された容疑者の供述として、こんな表現が多くなったように思う。

「私が●●したことに間違いありません」

つまり、こういうことだ。

  • 「私が彼女を包丁で殺したことに間違いありません」
  • 「私が覚せい剤を使用したことに間違いありません」
  • 「私が会社の金を着服したことに間違いありません」

本当に容疑者がそう言ってんの!?

だって、余りに表現が同じ過ぎて…しかも周りくどい言い回しだし。変な言い方だけど、容疑者界でこの言い回しが主流になっているかのようだわ。

  • 「僕が彼女を殺してしまいました」
  • 「私が覚せい剤を使った」
  • 「オレが会社のお金を自分のモンにした」

本来なら色々言い方があるだけに、どこか統一された言い回しが…ねぇ。警察(時に検察など)から情報が流れるものとして、そこが言い直しているにしても、何かテンプレート化された感さえあるんだわ。

報道側のアレってのもなぁ…もうちょい何かあろう?って思うよな。だって、「〜したことに間違いない」って、英語で言うところのこれだもん。

It is no doubt that … .

「間違いない」を強調するなら、まぁ言わんことも無いが…一般的な印象を受けづらいわなぁ。だからって

It is true that … .

これではかなり違和感だらけだな。「口語体なので”It is”は”It’s”にしますよ」と言われてもね。うーん、本当に容疑者はこう言っているんだろうか!?

まぁ…言わんとするところはそうなんだろうけど…ねぇ。

ちなみに「〜したことに間違いありません」って言うってことは、この容疑者は犯行を認めているってことになるんだが、「こう言う言い回しじゃないと許さんぞ」的な掟があるのだろうか?

うん、やっぱり不思議なり。

2018年10月にオイラは自転車との当て逃げ事故に遭った。その際、警察官がオイラへの調書を作成したのだが、実はそこでも似たような文体だったのだ。

つまり、口頭では普段通りの話し方をしていても、警察側で文体を変える(と言うか揃える)のだ。こうして作られた文書が報道機関に渡るなどして、ああいった報道になる…と見た。