2016.03.12 あの日の記録が蘇るのか?

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始まりはとてつもなく重い空気に包まれていた。

エマーソン・レイク・アンド・パーマー(ELP)のキーボーディスト、キース・エマーソンの訃報が飛び込んだのだ。突然の事態に言葉を失い、震えが止まらなかった。後に、銃で自ら頭を撃ち抜いたと聞いて、何ともやり切れなくなった。

こればかりは正に”Endless Enigma(『永遠の謎』)”としか言えないが。

そんな重い気持ちと共に旅は始まった。

これ位が良いのだろうでも、いつまでも落ち込んでは居られない。待っている方々がある。気を取り直して新幹線内で、昼食を摂る。RF1の弁当だが、ご飯要素がかなり少ない。でも、これで良いのだ。

どえらい所に来てしまった新大阪に降り立つ。1泊だけだが、何かどエライ所に来てしまったような。結婚式場やコンサートホールに力を入れているようで、こんなところに宿泊出来るのかと思うと、朝とは違う震えが止まらなかった。

荷物を置いたら在来線で、とあるホールへと。管楽器や弦楽器のアンサンブルのコンサートに招いていただき、しっかりと堪能。2重奏からフルオーケストラまで、アマチュアとは言えど、中々に楽しめるものだった。

https://youtu.be/Oe-9yJj_6P8

そんな中、お招きいただいた方々が演奏したのは、T-Square(当時はThe Square)の『宝島』である。ソプラノ、アルト、テナー、バリトンの各サックスで重厚な仕上がりとなっていた。定番化した吹奏楽とはまた趣が違うような。

演奏風景の撮影や録音は禁止されていたので、どこまで伝わるか分からないが、ドラムを除く全パートをサックスのみで仕上げるのは、ある意味で贅沢でもあったりする。それはオーケストラでも言えること。

『オペラ座の怪人』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』など、割と馴染みが深い曲も多く、アレンジにも無理矢理感は無かった。アマチュアならではの「奇を衒う感じの無さ」も、かえって好感が持てた。

ここで、ふと思い出した。以前、とある高校のマーチングバンドについて綴ったことがあるが、そこで登場したELP、T-Squareがこの1日に登場した。これでWeather Reportが出ればパーフェクトだったが、それは叶わなかった。

買っておいて正解だったのか終演は20時。その後、在来線でホテルへと戻ったが、この時間になると、余り食事を摂りたくなくなるため、新幹線出発前に買っていた「東京ばな奈がぉー」を1本と、グミをかじって終了。でも、あの演奏だけでも十分だったもんなぁ。

こうして、旅の初日は悲しさ後、爽快感で幕を閉じた。

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