「民主くん」と言うキャラを安易に切り捨てるのは如何なものかと
- 2016.02.29
- 私、滅入っています

ここまで応援したくなる「ゆるキャラ」も無いかもな。
写真は2015年「ゆるキャラグランプリ」出馬会見での民主くん。枝野幸男幹事長の定例会見の場で大々的に会見を開いたんだよな。結果は142位だったが、大健闘と言える順位でもあり、「公認」が消えることも無かった。
公職選挙法によって、選挙運動における「戸別訪問」は禁止されています。有権者の家を訪ねて"投票"を依頼する事をいいます。この規制には、主に有権者への買収を防ぐ目的があります。ただし、政治団体のPR活動、例えば広報誌を配布するための訪問などは禁止されていません。 #18歳選挙権
— 民主くん (@minshu_kun) February 26, 2016
民主くんは、2016年夏から始まる、いわゆる「18歳選挙権」についてPRを買って出ており、現在も日に1回のペースで選挙にまつわる豆知識をツイートしている。何も18歳や19歳に限らず、投票権を持つ誰にでも参考になる情報だ。
さらに、2015年12月には、10代をターゲットにした選挙学習イベント「民主党ハイスクール」を主催した。「民主党」とは付くものの、前後の経緯も含めて見る限りでは、中立的な立場で展開された印象がある。
こう言った頑張りは、ひょっとしたら、民主党所属の議員や党員、サポーター以上のものがあるかも知れない。党の政策を押し過ぎず、政治に関心を持ってもらおうとする動きは、他の党でも余り見られないような。
それもあって、「ゆるキャラグランプリ」では毎日票を投じたし、その後も応援したいキャラとなった。民主党を強く支持している訳でも無いのに…だ。
しかしだ、このたびの「民主党」と「維新の党」の合流のニュースで、民主くんの存続危機が取り沙汰されている。新たな政党名で「民主」と言う名前が残らなければ、民主くんは御役御免になるのでは?と。
まぁ、「維新の字も残せよ」とか「民主は使っちゃダメだろ」などと思う方の気持ちも分からんでは無い。ただ、それでもし民主くんが御役御免になったら、結構な痛手になるのでは無いかと。
コピーとりの練習はじめました pic.twitter.com/DAv12kA3bV
— 民主くん (@minshu_kun) February 27, 2016
ただ、民主くんは転んでもただでは起きないと言うか…そこを上手く逆手に取ったツイートをしたりなんぞ。生き残るために必死になりながらも、これまでの「楽しませる」精神を忘れることは無いようだ。
ドナドナド~ナド~ナ♪
子牛を乗せて~♪
ドナドナド~ナド~ナ♪
荷馬車が揺れる~♪ pic.twitter.com/1IIc9akDcT— 民主くん (@minshu_kun) November 4, 2015
リアルにこれが起きては…。
最近、議員さんが書いた本にハマっています!政治を知るにはまず政治家から。勉強!勉強! pic.twitter.com/NaK9QLXYjD
— 民主くん (@minshu_kun) September 28, 2015
民主党以外の議員さんも、こういうイジり方なら許されるか…と!?
民主党の中でも「民主くん存続」を希望する議員や党員もあるようで、それだけ民主くんの功績の大きさを伺えるようにも思う。合流する以上は、しっかりとした政策が最も大事だが、この功労者の存在を忘れてはならないだろう。
ひょっとしたら、民主党を外れても、18歳選挙権PRなど、国民と政治をつなぐ役割を果たせたりしてね。
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