ある高校のマーチングバンドの選曲がカッ飛び過ぎていた件

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当人も予想しなかっただろう。

マンティコアって何だよマーチングバンド…ってか、吹奏楽で使われる曲って、必ずしもそれ用に書かれたものでは無かったりするんだよね。それが上手いこと収まった的なケースもある。

ある日のこと、ある曲をYou Tubeで検索していると、広島県内の高校のマーチングバンドがそれを初め4曲演奏した動画があった。高校生ってことを抜きにしても上手くやっているな…とは思ったが、「よくその曲を選んだな」とも。

動画を貼ることが出来なかったので実際の映像はこちらからご覧いただくとして、曲目を並べると”Ceremonial March”より”Fanfale”、”Karn Evil9”、”Bird Land”、”Takarajima”の4曲。

おいおい、”Karn Evil 9″って邦題「悪の教典#9」やぞ!!

「悪の経典」と表記されることもあるが…よく選んだね、それ。実はオイラが探していたのもそれなんだが。この曲はエマーソン・レイク&パーマー(以下: ELP)の曲ですな。

ELPと言えば「プログレッシブ・ロック」においては絶対に欠かすことが出来ないバンド。超速弾きとも言えるキース・エマーソンのキーボードプレイは真似出来るものでは無く、ロック界におけるキーボードの地位を高めた。

“Karn Evil 9″は4部構成になっていて、フルに聴こうとすると30分位になる。でも聴き入るよなぁ。ちなみにELPは基本的に「フェードアウト」で曲を終えないバンドでもある。

ギーガーが手掛けたジャケットと言い、”Brain Salad Surgery(恐怖の頭脳改革)”ってアルバム・タイトルと言い…よく選んだな。多分、受験英語で”evil”って出るだろうから、そこで青ざめた子も居るかも知れない。

その後の”Birdland”はウェザー・リポートの名曲。ジャコ・パストリアスが参加した時期のもので、これでかなりの賞を取ったはず。後にマンハッタン・トランスファーが歌詞をつけてリバイバルヒットした。

キース・エマーソンがキーボードの地位を高めたなら、ジャコ・パストリアスはベースの地位を高めた立役者。フレットレスベースの名手でもある。破天荒な人生ゆえ若くして他界したが、今なお人気が高いベーシストでもある。

ウェザー・リポートはフュージョンの世界で活躍したが、ジャコのプレイスタイルはロックやファンクなどにも多大な影響を与えた。元々はドラマー志望だったのがフットボールでのケガでベースに転向。それでこれなんだよな。

今では吹奏楽の定番か。ウェイン・ショーターでも、そんなにサックスを吹いていないのだが。

https://www.youtube.com/watch?v=cH-WXR-Y2xs

で、マーチングバンドの演奏は”Takarajima”で終わっていくが、これはフュージョンでも日本のバンドT-SQUARE(発表当時はTHE SQUARE)のもの。なるほど、『宝島』ね。

T-SQUAREと言えば、『F1グランプリ』でお馴染みの”TRUTH”が有名。この『宝島』もCMや情報番組などでも使われるケースが多いんじゃないかな。ただ、吹奏楽でやる場合にはテンポを速める方が良いんだろうね。

https://youtu.be/Oe-9yJj_6P8

これらの曲を高校のマーチングバンドがよくやったよ。

尚、最初の”Ceremonial March”ってのは、全くの初見で上手いこと探しきれなかったが、クラシックの曲ではないかと見ている。外れたらすんません。そう考えると、物凄いジャンルの枠を超えた演奏だった訳ね。

それこそプログレかも知れないし、フュージョンとも言えそうだし。

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