2015.12.24 七尾旅人”Nonsense X’mas” DOMMUNE観戦記

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「ぼっちじゃないよ」

Xmas1

2015年12月27日まで開催中の「高松メディアアート祭」の中で展開された今回のライヴ。高松城跡玉藻公園(たまもこうえん)内にあり、国の重要文化財にも指定されている披雲閣(ひうんかく)で行われた。

X’masライヴとあって、X’masソングを相当数練習してきたとの本人の弁。その通り、定番のX’masソングも数曲演奏されたが、未発表曲も含めて本人(このライヴでは一人称として「サンタ」を使用)の曲も幾つか。

ここのところのライヴの流れも受けて「戦闘」も否応無しに入ってくる。『ジハードクリスマス(聖夜と聖戦)』『兵士Aくんのうた』など、浮かれている場合ではない世界も広げられる。現実を噛み締めよと言われているかのよう。

そこには、やり場のない怒りや悲しみも入り交じる。これまで配信ものも含め何度か彼のライヴを見てきたが、ここまで感情を揺さぶられたことは無い。

サンタの言葉と音は心を揺さぶりつつも、時に寄り添うかの如く存在する。時にハラハラさせられつつも、最も全うなことをしてくるのもこのサンタだ。

Xmas2

「PCの前に居る『ぼっち』4人のために歌う」とか話していたが、気が付けばこの数。奇跡的にも「7703(七尾さん)」とも読める。全員が「ぼっち」だったかどうかは分からないが、確実にそれだけの支持を得ていたことは分かる。

ただ、そう言う土壌だからだろうか…会場のファンの皆様のノリが思った以上に上がらない。これにはサンタも苦難を強いられたか…予定していた曲目を次々と外し”Rollin’ Rollin'”や『サーカスナイト』までも外すと言い出す始末。

更には会場の制約も多く、中々思うように進まない旨のMCも。

Xmas3

でもサンタは決して諦めない。決して屈しない。決して見放さない。観客を指名しての即興曲を披露したり、全員を立たせた上で合唱で歌を作り上げたり…いつしか高松の皆様の心が解けていき、全PC参戦組が泣いた。

気が付けばPC参戦組も1万人を突破したほど。

Xmas4

それが伝わったか、「外す」と宣言していた”Rollin’ Rollin'”が一部鳴り響き、”Future Running”へと。建物の外に出てのパフォーマンスも見られた。これが時に「七尾旅人vs.国重要文化財」の構図にも見えた。

これがPC参戦組にも1番のポイントとなったようで、その間のツイート乱打戦は凄まじかった。その瞬間を待っていたと言わんばかりだった。

Xmas5

こうして、時間は少し押してしまったようだが、ぼっちのためのX’masの宴は終わっていった。不安定な思いになりつつも、最後に爽快感と言うか、ある種の達成感を味わえるのも彼のライヴの良さだろう。

ぼっちも悪いもんじゃないよ。

さて、ライヴ中にも「もうX’masライブはしない」と話していた七尾くん。中々労力がかかるものだとは承知しているが、ふと思い出したかのようにやっていただけたらありがたいな。

その時「ぼっち」だったとしても音で寄り添ってくれると願いつつ。

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【もの凄い余談】

何をお供にしておるよ

この時、DOMMUNEのお供に選んだのは、昨日のブログにも登場した「ローストビーフステーキ味(写真向かって左)」と「苺のショートケーキ(写真右)」のポテトチップス。

これらをツイートしたところ、何故かDOMMUNEの主宰である宇川直宏さんにRTされ、妙に広がったと言う…まぁ、意外と美味しかったってのもあるが、それでも満足な「クリぼっちのX’mas」だったのかもしれない。