2015.11.18 dCprG@新宿BLAZE ライヴ観戦記

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何を入り口にするかで印象は変わるだろう。

この動画は2014年のライヴの告知版ではあるが、メンバー構成は今回とほぼ近いだろう。友人からのお誘いを受けて初参戦。開催直前にゲスト登場の報せもあり、どうなるか分からない展開が予想された。

その通りだ。

前衛的な要素を好んで来られた方は、素直に展開される曲に呆然とするだろうし、素直な曲から入れば、ノリ方が分からない曲も出てくる。

ジャズ的な要素を望んでいる方はデジタルの部分に戸惑い、ファンクの要素を望めば立ち尽くす時間帯も出てしまう。観客を見ると、その中でもリズムが違う。曲調に合わせるのか、気に入ったメンバーやパートに合わせるのか。

それでこそのdCprGなんだろう。キング・クリムゾンでは無いが、「混沌こそ我が墓碑銘」的なものを感じつつ。だから「これが絶対的な答え」と言うものは存在しないのだ。

それを見事に体現した3時間だった。

今回のゲストは、元メガデスのギタリスト、マーティー・フリードマンだったのだが、ハードロックやヘヴィメタルを期待している方には疑問符だらけになるところもあるかもしれないし、dCprGの曲に合うのか疑問に思う方もあるだろう。

しかし、先の見方から言えば、そう言う疑問も杞憂だろう。実際には合っており、新たな混沌を生み出していた。”Hey Joe“を弾いたのは誇らしくもあり。それで良いのだ、それで良いのだ。

うん、綴っている自分までもが混沌としているぞ。

混沌にある世界でこそ、混迷を深める世界でこそ、dCprGは強くなっているのだろう。あらゆるエネルギーを吸い込み吐き出していく。そこに「理」は要らないのだろう。

CDで聴けば不変に思えるものも、ライヴで見ると「即興の塊」ともなる。指揮者はあれど、スコア(楽譜)通りには行かないものだ。成長か、成熟か、進化か。

ライヴから3日経つ訳だが、あの場においてdCprGが残したものは計り知れなかった。